ロイヤルコペンハーゲン　ルノワール陶板画

1775年に設立されたデンマークの王室御用達 陶磁器メーカーRoyal Copenhagen(ロイヤルコペンハーゲン)。
ロイヤルコペンハーゲンの正式名称は「ロイヤルコペンハーゲン陶磁器工房」(The Royal Copenhagen Manufactory)で、手描きのコバルトブルーの絵柄が特徴です。
ロイヤルコペンハーゲンの中でも、1908年以来続いているイヤープレートは、定番的に高い人気を誇っていますが、アートポーセリンと呼ばれる著名な画家や作家の作品を陶板画にしたシリーズは絵画と違い、退色や経年による劣化がないため、リビングや玄関などに飾るなどして、末永く楽しめる美術品として高い人気を持っています。
「アートポーセリン」シリーズにはリスベート・ツヴェルガー、ルノワール、フェルメール、日本からは藤田嗣治、千住博、東山魁夷など一度は聞いた事のある名前の画家がラインナップされています。
陶板画(プラーク)は 、18世紀半ばにヨーロッパで生まれた技法で、絵柄や文様を白磁の板に焼き付けた鑑賞用の板状陶器です。陶板画は低火度釉薬を盛り上げて絵付けをし、窯にいれることを繰り返すことにより作られていますが、絵付けの際に、焼成後の変色を計算し焼成を繰り返し、更に何度も色を重ねるといった、極めて難しい気の遠くなるような手間と根気を要する製法です。
ロイヤルコペンハーゲンの陶板画は、高度な絵付け技術を有する職人の手作業ですべて製作されています。その職人技を集結して作られた作品は、美術的価値を持ち、高い評価と人気を誇っています。