十五代鈴木盛久の鉄瓶など買い取り致しました。
買取した品 | |
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鉄瓶 茶道具 掛軸 陶磁器 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 東京都目黒区 |
買取参考価格 | 220,000円 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
目黒区のお客様よりご自宅の建替えの際にお電話をいただきましてお伺いさせていただきました。
お茶の道具一式と掛軸、漆器、陶磁器など丁寧に査定をさせていただきました。
茶道具の中には十五代鈴木盛久の鉄瓶が未使用でございました。栄楽堂で買取強化中の作家さんでありましたのでご満足いただける価格にお譲りいただきました。保存状態も良く次に使われる方も大変喜ばれると思います。
栄楽堂をご指名いただき誠にありがとうございました。
鈴木盛久
寛永2年創業の南部鉄瓶の工房。その歴史は寛永2年(1625年)、南部藩の御用鋳物師として召し抱えられた鈴木越前守縫殿家綱からはじまりました。代々、藩の御用鋳物師を勤め、梵鐘や燈籠など大作を手掛けており、1646年には盛岡城の時鐘を制作しています。
1974年には、13代盛久(鈴木繁吉)が国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されました。
1981年には、14代盛久(鈴木貫爾)が盛岡駅のコンコースにある「フクローの樹」を監修しました。
当代の15代熊谷志衣子は、鈴木盛久工房の長い歴史の中で初めての女性鋳物師として活躍されています。
鈴木盛久の南部鉄器は、仕上げに鉄漿液(おはぐろ、さび)を塗ることで独特な色味をしています。その特徴的な茶色い仕上げは、装飾的な色味の効果だけでなく、錆止めという実用的な効果もあるそうです。